整形外科・脳神経外科 2023年7月19日 猫の高血圧性脳症 高血圧と神経症状 高血圧によって損傷する臓器は眼、中枢神経系、腎臓、心血管系が挙げられます。 高血圧性網膜症は一般的な症状ですが、高齢猫では全身性高血圧症による脳の損傷(脳浮腫)が起こることがあります。しかし臨床症状が可 […]
整形外科・脳神経外科 2021年6月11日 骨の治り方 橈尺骨骨折を例に 犬 イタリアン・グレーハウンドの両前肢骨折 右前肢 左前肢 右前肢はLag Screw固定の併用が可能だったので1期癒合 左前肢は中和プレートのみなので2 […]
整形外科・脳神経外科 2021年5月27日 痛みをとめる 痛み止めは消炎解熱鎮痛剤だけではありません。 痛みの原因によって薬を使い分けます。 急性痛と慢性痛に分け、 更に、 1.体性痛 2.内臓痛 3.神経障害性疼痛 に分類し、薬の処方を考えます。 体性痛 :オピオイド、NSA […]
整形外科・脳神経外科 2020年11月6日 犬の動脈血栓症 症状: 後肢不全麻痺、疼痛 *急性発症、慢性発症の割合は半々 身体検査所見: 股動脈蝕知減弱または欠如、冷感、爪チアノーゼ 原因: タンパク漏出性腎症/腸症、腫瘍、甲状腺機能低下症、ステロイド投薬等 治療: 原因治療 抗 […]
整形外科・脳神経外科 2019年12月24日 椎間板ヘルニアは手術なしで9割以上治ります。 椎間板ヘルニア疑いの患者さんは殆どケースで手術なしで改善します。 ケージレストと重症度評価が最も大切です。 ケージレストとは体長の1.5倍未満のケージ内で安静にさせておくことを指します。 これだけでもざっくり9割以上の患 […]
整形外科・脳神経外科 2019年12月20日 整形外科、脳神経外科のセカンドオピニオン*獣医師むけ 当院では整形外科、脳神経科に関する相談、セカンドオピニオンをお受けしております。 検査が極力重複しないように、かかりつけの病院で実施した検査結果等は 可能な限り持参頂きますようお願い致します。 紹介を受けた症例に対し、か […]
整形外科・脳神経外科 2019年11月29日 犬の老齢性振戦、特発性振戦、ふるえ 症状は比較的高齢の犬に認める、両方の後ろ足の小刻みな震えです。 起立時に認められ、痛みはなく、運動時には認められません。 ゆっくり進行する事もあれば、変化のない子もいます。 寿命や生活の質を低下させる事は少 […]
整形外科・脳神経外科 2019年8月27日 犬のてんかん 治療をいつ開始するか? IVETF 2015年 犬のてんかん治療をいつ開始したらよいか? この問いは研究報告の推移によって少しずつ変化します。 今回はIVETF (INTERNATIONAL VETERINARY EPILEPSY TASK FORCE) による提案を […]
整形外科・脳神経外科 2018年11月27日 骨折:解剖学的整復 生物学的整復 簡単に言うと 解剖学的整復:骨を元の形に治すこと 生物学的整復:骨折が治癒する環境を整え、癒合を促進させる事 生物学的整復=患者に優しい等という事はありません。 私は基本に忠実でありたいので、 […]
予防医療・健康診断 2017年8月22日 脳梗塞を予防しませんか? 動物の高齢化に伴い近年、発症する患者さんが増えています。 症状の特徴としては急性、非進行性、片側性の症状を示す脳神経症状が典型的な所見と言えます。 この病気に有効な治療法はありません、予防する病気です。 症 […]