歯垢・歯石の除去処置について

2019年01月28日

◎スケーリングにおける麻酔の有無について

当院では
歯垢・歯石を除去する際は
全身麻酔下でのスケーリングを実施しております。

ヒトとくらべると
犬・猫の歯は、根がとても深く
見えている歯の高さの約1~2倍の深さで根があります。
犬の歯
この根っこ深くまで入り込んだ歯垢(細菌の塊)が
周囲の歯肉や組織に悪影響を及ぼし、
歯周病の原因となります。

スケーリングはこの歯の根元の歯垢まで除去します。
施術中は痛みを感じるため、麻酔が必要です。


無麻酔で歯垢・歯石をとろうとした場合は、
見える範囲だけしかキレイになっていません。

一見、キレイな白い歯でも、
歯周ポケットには深いところまで汚れがぎっしり
なんてこともあり得ます。

無麻酔での歯垢・歯石除去は、治療としてはあまり意味がありません。
動物に不快感を与えるだけ。
暴れたら危険ですし、歯が傷つく可能性もあります。

こうした理由から当院では歯垢・歯石除去は
全身麻酔下で実施しています。
麻酔に不安があるという方は獣医師までご相談ください。


◎スケーリングはいつやればよいか

歯垢・歯石がついている状態はもちろんですが、
歯肉が赤くなっているようでしたら、
スケーリングをおすすめします。

歯肉が赤い場合は、すでに歯肉炎の状態であり、
歯周ポケットに細菌の塊が入り込んでいる状態です。

ほうっておいても悪化していくだけです。

口臭もひどくなり
歯の根本や周囲の歯肉が腐って
抜歯するしかなくなってしまいます。

早めの処置が大切ですので
歯や歯肉の状態が気になるときはご相談ください。